4年に一度のワールドカップもそろそろ終わりに近づいてきました。
決勝を戦うのはやっぱりブラジルとスペイン。どちらが勝つのかは全く予想がつきません。
流れ的にはブラジル優勝というのが一番収まりがいいですが…。
さて、準決勝のイタリアvsスペインは、すでに皆さんご存じかと思いますが。かなり
荒れた展開となりました。
1−1のドローで迎えた延長戦は、スペインのリードにイタリアが再び追いつく、という
手に汗握る展開。2−2のまま残り1分を切り、このままPK戦に行くのだろうと誰もが
思い始めていました。
が!
最後の1秒、いや一瞬で、スペインのシュートをクリアするためにゴール前へ走り込んだ
イタリアの10番フォグリアが、まさかのオウンゴール。
スペイン選手達が抱き合って勝利を喜ぶ一方で、イタリアは、ボールが入ったときには
すでに試合が終わっていたと猛抗議。延々と両チームの選手やスタッフ、審判、
FIFA関係者らが口論を繰り広げるなか、サポーターからはイタリアコールが沸き起こり、
もうメディア陣も何がどうなっているのかわからない状態でした。
会場で再度流れた得点シーンの映像を確認した観客やメディアの大半は、ゴールが無効
だろうという見方をしていましたが、15分ほどしてFIFAが下した決断は「ゴールは有効」
というものでした。これでスペインの勝利が決定したわけですが、なんともグダグダで
後味の悪〜い終わりかたでした。
試合後の記者会見ではFIFA関係者がこう説明。「FIFAの規則では、サッカーでもフットサル
でも映像をチェックすることを禁じている。例外は審判がファウルや暴力行為を自らの
目で確認できなかった場合だけ。今回はプレー直後に審判がゴールという判断を下した
ので、そのジャッジが尊重されます。」
一方、納得がいかない様子のイタリア代表ヌッコリーニ監督はこうコメント。「FIFAの
やったことは恥だ!FIFAは事実から目を背けて、責任を審判になすりつけたんだ。4年間
かけてやってきたことが、たった一人の審判のせいで台無しになってしまった。試合は
ボールが最初にポストに跳ね返った時点で終わっていたはず(*オウンゴールはそのこぼれ球
から入りました)。終了を知らせるブザーも鳴ったし、時計のカウントだって終わっていた。FIFAがなにも対策をとろうとしなかったなんて信じられない」
なお、この日はキューバ、パナマ、キルギスタンの審判がジャッジにあたって
いたんですが、イタリア代表プレーヤーのグラーナは「どの審判も、フットサルがあるって
ことすら知られていないような国から来ている。彼らは、W杯の準決勝で笛を
吹けるような準備ができていなかったんだ」と話していました。
人間の目だけで真実を見極める、というのは確かに難しいこと。一瞬の出来事が試合の
行方を左右することが多いフットサルですから、W杯の決勝進出が賭かっているような
こういう重要な試合では「映像による判定」もあっっていいのでは?と考えさせられる
試合でした。